人生は苦行?

自己破産・パチンコ業界・行政の理不尽などの主に文句を綴っています。

倒産

会社が倒産しました

これで、僕も自己破産したわけですが、皆さん会社の倒産ってどういった感じになるかご存知でしょうか?

僕はよく知りませんでした、と言うか、親も知っていませんでした。

完全に大赤字で支払いも何もできずになってからしか倒産にならないと思っている方は間違っています。

 

一般的にもあまりご存知ではないようで、借金を膨らませて、現金・貯金は完全になく、給与の支払いすらままならないなんて所まで行ってから相談される例もあるそうですが、逆にトラブルの素らしいですね^^;

 

黒字が出ようと、現在の支払いがキチンとできていようと、どう考えでも今後の支払いができなくなっていくと言う事態になった段階で弁護士さんに相談し始めます。

 

よく、いきなり倒産したように見えるのは弁護士さんから

 

「取引先・社員・家族・親族、誰にも倒産処理を始めている事を話さないでください」

 

と言われるからです。

バレることで、前もって請求してきたり、無茶な回収をして、倒産後に有利に回収しようとするのを防ぐためのようです。

(詳しくは弁護士さんに聞いて^^;)

 

なので、倒産を公表する前日まで通常の支払いをしています。

うちの場合は、数か月前から借り入やカードでの買い物を控え「現金取引にしよう」と言って、地域の取引はほぼ支払いを終わらせました・・・銀行以外は

当日も普通に店を開ける前に、いつもより早く出社して、開店前の仕事をしようとする社員を集めて説明と言う感じです。

最後の給与を手渡しして、(銀行が先に感ずくといろいろ問題なので)

こういったことをやった後に、一気に銀行や取引先、労務士さんへの連絡をして、回収してもらう物の取引を開始します。

自販機や電話・電気・景品の引き取り、リース物件の回収などなどです。

この時点で、現金、貯金、物件などなどは管財人の管理下に置かれますので、前もって管財人へ連絡していた物品以外は、回収転売は不可能です。(窃盗になります。)

 

そういったことを知っているはずの企業なども、平気な顔して回収できるかなどと連絡をしてくる場合がありますが、弁護士が前もって確認できていない物を持っていく事を許可を出すことは後々トラブルの素です。

債権者側が、回収したものは自分の物と主張しだすという感じです。

 

で、倒産したら借金すべてきれいさっぱり、次の日から身軽に~にはなりません^^;

3か月ごとに裁判所へ行って裁判を受け、従業員等の離職手続きをして、弁護士さんや管財人(どちらも弁護士さんですが、基本的には別の人)の必要と言われる書類を作成提出して、田舎の場合は管財人さんより会社が近いからと言う理由で、会社の資料などを必要なら穿り出して(本来は、本人たちは入れません)といった仕事があります。

不動産などが多い場合は不動産屋さんから、物件の案内などを要求されることもあります。

 

そのうえで、物件が全部売れるか、ある程度の期間(2年位?)裁判をやりつずけ「今回も販売できた物件はありません」と言ったような数分で終わるものだが・・・

それでも、売れ残っている物件はさらに銀行の管財人が処理を始めます。

 

いきなりキレイさっぱりと言うのは、よほど転売の簡単なものが多い場合ですが・・・

そんな物が大半なら、倒産前に売却して資金にしてる^^;

 

その後も、元従業員などからの退職金請求などもありましたが、社則(弁護士提出済)に”その時の経営状態により金額を決める”などが書かれていれば、出るわけがありません。

何より、支払い優先が法的に”税金・担保付負債等・負債・従業員等”と言ったような順になるため、従業員に払えるくらいなら倒産してないという感じです。

 

もちろん、社則を”どんな事をしても退職金は支払う・年収〇年分”などと書かれていれば話は変わりそうだが、そんな社則作るところあるのかな?