自己破産2
自己破産してみて、知った事ってのは結構あります。
・家からいきなり退去させられるわけではない。
転売先が決まり、買主が退去してほしいと言ってきてからでいいそうです。
場合によっては急いで退去してほしいからとお金を出してくる場合もあるとか
転売が始まるは早くても半年以上かかります。
・家を退去する際に、いらない家財を置いていくのはかまわない
そういったものだと言われました^^;
リサイクルショップなどへの転売でもするのでしょうかね?
金属類を溶かしてなんぼかな?
・雇用保険に入っていないので失業手当は出ない
経営者の家族は雇用保険に入る義務がなかったからですが、もちろん出ません。
まあ、倒産することを前提にする経営者も少ないでしょうね、特に中小でワンマンなら・・・
・こちらからの申告だけで、財産がどれだけあるかを確認に来るわけではない。
これに関しては、田舎すぎて裁判所や弁護士さんが来るにも1時間以上山道を走らないといけないから、と言う可能性がありますが^^;
正直にリスト作って提出して、家の外から少し見ただけでOKと言われた時には・・・誤魔化せばよかった?と思わず思った^^;
・私営の健康保険、年金などは解約させられる
解約返戻金があるものだけと言う話でしたが・・・案外あるんだよな^^;
しかも、破産前にそのお金で残して置いてもいい家財などを購入しておくのはかまわないらしい。
それって、高級家具買っておいて、破産後に転売とか~と思わず思ったが、高額で売却可能な物は資産として回収されます。
(こちらからの自己申告のみでしたが^^;)
なので、保険解約で手に入ったお金で、今後できなくなるであろう旅行を~なんて例もあるとか^^;
(後から知って、ちょっとショックだった・・・)
・保険などに再度加入する気なら、ある程度落ち着いてから
うちの場合、車を残す資金を減らして手元に残したために、保険なしで使うのきついと、車両保険に加入したら、その費用と手続きが大変でした。
・携帯電話の2年縛りなどを自己破産前に解除しておいた方がよかった
単なる契約なら問題はないのですが、大概の人は端末の分割払い的な2年縛りなどされてますよね?
あれが中途半端になると、ドコモなどから請求が出始めてトラブルの種です。
・自己破産後の取り立ては違法行為になるので、管財人まかせで
分かっていて、平然と取り立てに来る”直接は言わないが”返してもらえでば有利になるご様子。
・あまり急いで次、次とやらない
全体的にそうですが、金銭面に余裕があるなら(うちの場合は両親が年金受給開始してた)変に慌てない、きちんと相談する、決めつけない
家などは特にそうですが、急いで退去したところで何もメリットはありません。
特に持ち家の場合は人が住まなくなる事で起きるトラブルや負担が発生する場合も・・・
・不動産などは管財人の管理だが、それに対する税金はこちらもちのまま。
僕の場合は土地ですが、転売できるまでは名義上は僕の所有物のため固定資産税がかかるわけです。
担保になっていようと、抵当権が付いていようと、銀行が販売価格を決定して競売して、買主が決まるまでは税金がかかります。
まあ、そんなの払ってたら生活なんぞできないので、その分も管財人にお渡ししたわけですが・・・
ただし、いつまでも売却できないと、こちらに戻ってくるそうですが・・・
土地が再び手に入ると喜ぶべきか、安売りしても買い手のいない無駄な土地が戻ってきて税金を払わなくちゃいけないと嘆くべきか・・・
・クレジットカードなどは持てないが、すぐに解約ではない
そのクレジットカードからの支払いが負債としてあるなら別ですが、返済に滞りが起きていないならそのまま使えます。
ただし、新規作成や契約の更新などの時に、再審査がありこの時に自己破産していた記録があると、ブラック扱いなので新規・更新はできません^^;
再審査があるまでは使えると言う訳です。
もちろん、支払いが滞らなければ・・・
・銀行の口座は一旦引き上げられ凍結します。
当たり前ですが、資産として回収されるわけです。
ですが、残して良い分の金額内なら指定して口座を残すことも可能です。
・銀行口座やクレジットカードの自動引き落としを整理しなおしましょう
特にクレジットカードの引き落とし先が凍結予定銀行の場合、引き落とし処理の時にバレるので、クレジットカードが止まる可能性があります。
クレジットカードは無しでいいと言うならいいですが・・・